カナダに留学中、フランス人の留学生と仲良くなりました。
彼は、まさにNice guy でした。初めて参加したパーティーで少し話しただけなのに、キャンパスで出会うたびにいつも気さくに話しかけてくれました。
彼は英語をスラスラとスピーディーに話していました。
フランス語の訛りがあったので、最初は聞き取りにくかったですが慣れてくると彼の話す英語がすごくかっこ良く聞こえてきました。
彼はどういった意識を持って英語を話しているのか教えてくれました。
その意識は、英語を話す上で重要だと思うのでここで紹介します。
※この記事は、2月24日に加筆、修正を行いました。
目次
シンプルな英語を話す
簡単で短いフレーズを使いこなす
彼はいつも分かりやすい英語を話すようにしていると教えてくれました。
難しい単語や表現は避けて可能な限りシンプルな英語を話すことで相手がネィティブスピーカーではなくても正確に自分の考えを伝えられます。
僕は、カナダに着いたばかりの頃、ネイティブスピーカーが話していそうな英語を話さなくては恥ずかしいと思っていました。
もちろんネイティブスピーカーも中学校で習うようなシンプルな表現を使いますが、僕はより複雑な英語を話していると勘違いしていました。
しかしシンプルな英語もろくに話せないときに、複雑な文法を正しく使って話せるわけもありません。
まずは、子どもが言葉を話すように短くシンプルなフレーズをスピーディーに言えるようになることです。
シンプルな英語ならすぐに話せるようになる
彼に教えてもらったことを僕も意識し、まず中学校で習うレベルのシンプルな英文をスピーディーに言えるようになることから始めました。
しっかり中学レベルの文法が分かっている人は、意識を変えるだけですぐに話せるようになります。
“一つのセンテンスにたくさん情報を入れるのではなく、短いセンテンスを連発して情報量を増やす。”
この意識を持って練習すれば1ヶ月くらいで英語が話せるようになると考えています。
分からない単語があっても説明できる
中学レベルの英文法や英単語が使いこなせれば、思い浮かばない英単語があっても違う言葉を使って表現できるようになります。
実際に彼も中学で習う基本的な単語をよく使っていました。
簡単な単語や文法だけでもほとんど言いたいことは表現できるということを実感しました。
まずは簡単で短いセンテンスをスラスラと言えるようになる事が、英語をスピーディーに話せるようになる第一歩ではないでしょうか。
スピーキングの練習法はぜひこの記事を参考にしてみてください。
みんなシンプルな英語を話しいる
世界標準はシンプルな英語
僕はカナダについたとき、出会った人が何を言っているかほとんど理解できませんでした。
それは文法や単語が分からないからではなく単純に耳が慣れていなかったからです。
自分がしていた大きな勘違いは、ネイティブスピーカーや僕が出会った留学生たちは大学入試の英長文のような英語を話しているということです。
でも実際はもっと分かりやすいレベルの英語です。
(ネイティブの友人は僕に合わせて分かりやすい英語を話してくれていたと思いますが)
特に母国語が英語ではない留学生の多くはかなりシンプルな英語を話しています。
話していることを紙に書いてくれれば余裕で理解できるレベルでしょう。
だから自分が話すときもそのレベルでいいです。
Simple is the best が世界標準ではないでしょうか。
まとめ
カナダに留学に行く前は「簡単な英語でも伝わればいいよ」と言われてもなんとなく抵抗がありました。
海外ドラマの登場人物が話しているような英語を話さなくては!!という気持ちが強かったです。
でも、カナダでシンプルで分かりやすい英語をスラスラと話している留学生たちに出会い、まずそのレベルを目指すべきだと考えるようになりました。
その意識の変化だけで、苦手だったスピーキングも楽しくなってきます。