どのようなメカニズムで人は第二言語を習得するかを研究する学問分野であるSocond-language acquisition(第二言語習得論)は英語をより効果的に勉強するために知っておきたいものです。
どれだけががむしゃらに勉強していてもやり方が間違っていればなかなか英語を話せるようになりません。
僕も経験があるのですがただ単語を暗記するだけでは、試験でいい点数が取れたとしてもいつまでたっても英語でコミュニケーションすることは難しいです。
今回の記事では、SLA(第二言語習得論)をもとに英語を習得するポイントについてまとめていきます。
今回の記事では白井恭弘氏による書籍「英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)からみた効果的学習法とは」を参考にしています。
目次
英語ができるようになるため知っておきたいSLAの知識
アウトプットとインプットのバランス
英語を習得するためのポイントは非常にシンプルで
大量のインプットと少量のアウトプットという考え方
(引用元:英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)から見た効果的学習法とは)
です。
僕が受験生の時はひたすら単語や文法を覚えリーディング問題を解いていました。センター試験レベルの英文は読めるようになったのですが、話すことは全くできません。
SLAが示すインプットとアウトプットのバランスを無視した勉強だったので英語でコミュニケーションをすることは不可能でした。
アウトプットがあるからインプットが効果的になる
リスニングやリーディングなどインプットをしているだけでは、なかなか新しい表現を使えるようになりません。
しかしアウトプットを意識しながらインプットをすると自然と使えそうな表現を見つけ覚えるようになっていきます。
例えば、ライティングの練習をしているときに英語の本を読んでみると、この表現は使えそうだなと思えるものがよく見つかります。
それを実際にライティングの練習で使ってみると、あらゆる場面でそれが使えるようになっていきます。
アウトプットの必要性があるからこそ、インプットをしているときに使える表現を吸収することができます。
私は現在イギリスの大学院で勉強していますが、アウトプットがあるからインプットが効果的になるということを日々実感しています。
授業の準備として大量の文献を読みますが、授業での発言内容を考えながら読むだけでその文献に書いてある表現を実際に普段の生活でも使えるようになります。
アウトプットとインプットのバランスを取るためにオススメの勉強法
SLAの知識をもとにして実際に効果があったと感じる勉強法を紹介します。
多読多聴とオンライン英会話
まずは空いている時間に可能な限りインプットをしていきます。
基本的にCNNやBBCの英語の記事やKindleで面白そうな洋書を読みますが、集中力が切れたらNetflixなどで海外ドラマを見ることもいいです。
次に、オンライン英会話でアウトプットの時間を確保します。
僕は、月に約5000円で毎日授業が受けられるDMM英会話を利用していました。
全体的に先生のレベルが高く、親切で優しい先生が多いのでインプットで覚えた新しい表現を試してみるいい機会になりますしモチベーションを保つことにもつながります。
このように、毎日インプットとアウトプットをしているとインプット中にアウトプットのことを意識できるようになり使える表現を自然と探すようになっていきます。
たった1ヶ月でも毎日これをしていると自分が想像しているよりも英語が話せるようになります。
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まとめ
英会話ができるようになりたい、進学や就職のために英語のテストでいい点数をとりたいなど英語を勉強する目的はそれぞれ異なります。
SLAの知識は英語を勉強するすべての人が自分の目標を達成するために知っていて損のないものです。
アウトプットとインプットのバランスを考慮した勉強を短期間でも集中して行えば英語力は向上します。