「集中力」「記憶力」「創造性」「IQ」を極限まで高めることができたらどうなるのでしょう。
自分が今までできると思っていなかったことがすぐにできるようになったり、手の届かないような目標もどんどん達成できるでしょう。
英語も話せるようになるだろうと期待せずには入られません。
能力が上がれば確実に可能性は広がります。
しかし、まず、それらを高めることは本当に可能なのでしょうか。
アンダース・ハンセン氏は「一流の頭脳」の中で可能だと述べています。
誰でも頭脳をアップグレードできる。
スウェーデンのカロリンス研究所で研究を重ねた著者が紹介する頭脳の磨き方とはどのようなものでしょう。
目次
頭脳を極限まで磨く
頭の良さは生まれつき?
ハンセン氏は、「一流の頭脳」の中で頭の良さを決めるものは生まれつきの素質ではないと述べています。
なんとなく頭がいいか悪いかは才能によるものだと思いがちですが、この本ではそれが世界最新の科学的データに基づいて否定されています。
生活習慣が脳の機能を変える
頭脳は、素質ではなく生活習慣によって決まります。
そのためそれを変えることで誰でも自分の頭脳を磨くことができるということです。
確かに生活習慣なら自分次第で変えることができます。
どのように変えたらいいのかは本書に乗っているのでぜひ読んで見てください。
集中力の高め方
個人的にグッときたのは集中力を高めるために日中の過ごし方を変える必要があるという部分です。
なかなか集中できないのは、過ごし方が悪いからとは考えてもおらず、単に自分に集中力がないだけだと僕は信じていました。
また、脳内物質のエンドルフィンを使ってゾーンに入るなど、一歩先の集中力についても書いてあります。
生活習慣を見直すきっかけになる
健康を気にして生活習慣を見直すことは多いと思いますが、頭脳を磨くためということは今まで思いもよりませんでした。
頭脳を磨く、脳をアップグレードすると聞くとどうしても脳トレや勉強方法をイメージします。
しかし、この本ではそれとは異なる視点で「集中力」や「記憶力」などを高める方法が書かれていたように思います。
個人的には生活を変えて脳の機能を高めるという考え方に出会えて非常に満足しています。
カナダで出会った超人
この本を読み、すぐに僕がカナダ留学中に出会った4カ国語をペラペラ話す友人を思い出しました。
普段話している時から鋭いことをバンバン言ってきて話しているだけで頭の良さが伝わってきました。
彼は勉強だけではなくスポーツや趣味の描画にもストイックに取り組んでいました。
4つの言葉を使いこなすことや鋭い発言というパフォーマンスの部分に目がいきがちですが、彼の生活全体があの超人的な能力を支えていたのだとこの本を読み納得できました。
あらゆる能力を最大化する
この本で書かれているように自分の潜在能力を発揮し、能力を最大化できれば何ができるようになるのでしょうか。
自分の中にある秘められた能力を発揮できれば、目標にグッと近づくことができるのではないでしょうか。