僕は、UCLに入学するためにIELTSを受けなくてはなりませんでした。
最終的に目標点を取ることができたのですが、そこで最も苦労したのがライティングでした。
ライティングは勉強しても安定して高いスコアを取ることができずかなりの時間を費やしました。IELTSでは高得点を取るための書き方や表現というものがあるのですが、それを無視してがむしゃらに書く練習をしていたのでなかなかスコアが伸びませんでした。
しかし、自分の英語力を上げるという意味では結果的にライティングを練習したことは非常に効果がありました。
ライティングを練習する意味
効率的に新しい単語を暗記できる
僕がこれまで英語の勉強をしていて最も時間を使ったのは英単語の暗記ですが、ライティングはより効果的に単語を覚えるために役立ちます。
ライティングをしていると自分が書きたいことをうまく表現できないことが多いです。そこで自分で単語や表現を調べながら書いていくのですが、このように自分が必要とする単語はただ単語帳を見て覚えるよりも格段に覚えやすくなります。
また、単語帳で覚えた新しい単語も実際にライティングの練習を通してアウトプットすることで、使える単語として定着しやすくなります。
語彙力の向上のためいライティングをする場合は、同じ単語や表現を繰り返し使わないようにすればより効果的です。
ロジカルな英語を使う練習になる
大前研一氏が監修を務める「プロフェッショナル・イングリッシュ」や青野仲逹氏の「ハーバード式英語学習法」では、いかにロジカルに英語で意見を伝えるかが書いてあります。
自分の意見に説得力を持たせるために、まずコアとなる主張を述べ、次に理由を述べていきます。
ただ意識するだけでも多少は効果がありますが、それが実際にできるようになるためにもライティングの練習をすることは非常に効果的です。
特に青野仲逹氏が紹介している5行エッセイは、英語を論理的に使いこなせるようになるために簡単に取り組めるものです。
ライティングの練習に使えるサンプル
僕は、IELTSのライティングサンプル問題を使って練習をしました。IELTSを受ける予定がない人でもIELTSのライティングは一般的なトピックについて自分の意見を論理的に述べるというものなので非常にいい練習になります。
以下のリンクにIELTSのライティングサンプル問題があるのでぜひ挑戦してみてください。
https://www.ielts-exam.net/academic_writing_samples_task_1/
IELTSでハイスコアを目指すわけではないので、書き方にはそこまでこだわらずに、まず意見を述べて、次に理由を述べていくという構成を意識するだけでも十分いい練習になります。
アウトプットを通して単語を覚えることが目標なら、サンプルを見て思うことを無制限に書き続けてもいいです。
まとめ
英語を勉強する場合、インプットだけではなくアウトプットも必要です。
単語帳を見て単語を覚えるだけではなく、実際にそれを使ってみることや、自分が知りたいと思う単語を調べることで使える語彙は爆発的に増えていきます。
そのためにライティングの練習はうってつけです。