以前SLA(第二言語習得)についての記事を書きました。
イギリスの大学院に入学してから英語が抜群にうまい留学生や母国語以外に英語以外の外国語を話せるマルチリンガルの学生にも出会いました。
そのような学生たちに出会うたびにどのように外国語を勉強したのかを尋ねているのですが、どの学生もSLAで重要とされていることを実践していることに気づきました。
この記事では、SLAから見た彼らの勉強の共通点についてまとめていきます。
英語が得意な人がしている
インプットとアウトプットのバランス
イギリスの大学院に入学してからたくさんの人にインタビューをしてきましたが、そこで皆インプットとアウトプットのバランスがSLA的に見て非常にいいということに気づきました。
圧倒的なインプット量
まずインプットですが、多くの学生が海外ドラマを子どもの時から英語で見ていると言っていました。加えて、高校、大学の時はかなりの量の英文を読まされたとも話しています。人によっては普段から本やニュースを英語で読む習慣がある人も多いようです。
僕が話を聞いた英語が得意な学生はリスニング、リーディングを通して長い時間をかけ圧倒的な量のインプットしています。
アウトプットの習慣
また、アウトプットに関しても英語を話したり書いたりする習慣を持っていました。
英語がネイティブスピーカー並みに上手な中国人留学生が僕と同じコースにいますが、彼女は大学の講義が全て英語で行われていたので授業中は英語を話し、課題であるエッセイも英語で書いていました。
大学でのアウトプットに加えて、彼女は毎日2時間以上海外ドラマを見て英語をインプットしていたそうです。
大学の講義が全て英語で行われていれば4年間その授業を受ければ英語ができるようになるのは当然のように感じますが、ここでもインプットとアウトプットをバランスよく行えていることがわかります。
このように大学の講義を英語で受けていたという学生以外にも僕がやっていたようにオンライン英会話を利用していたという学生もいます。
彼女は韓国からの留学生なので、普段英語を使う機会がほとんど無かったようです。
そこで、オンライン英会話を利用して毎日最低でも30分は英語を話すようにしていたと教えてくれました。
僕も、日本では英語を話す機会がほとんど無かったのでDMM英会話を利用していました。
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単語や文法の勉強はどうしていたか
色々の留学生に話を聞いてにて驚いたのですが、単語や文法の勉強に時間を使っている学生は思った以上に少なかったです。
もちろん学校の授業で文法の勉強はするようですが多くの学生は自分たちで勉強するときはもっぱらインプットやアウトプットに集中していたようです。
日本人が一般的に行っているように単語帳を使った暗記をしたことがある人はほとんどおらず、インプットやアウトプットする中で文法、単語を覚えている人の方が圧倒的に多いです。
大学入試ではいかに単語を覚えるかが重要です。しかし、そこに集中しすぎているためにインプット、アウトプットがおろそかになっているということが現在日本で多く見られることではないでしょうか。
僕は、決して単語の暗記が無駄だと言っているわけではありません。むしろ僕は受験生の時に単語を大量に暗記してその知識が入試や留学前に受けたTOEFLでや役に経ちました。
しかし、単語を覚えることに集中して、アウトプット、インプットを疎かにしていては英語を高いレベルで使いこなせるようになるのは難しいでしょう。
まとめ
海外の大学や大学院で不自由なく勉強できるレベルになるためには、圧倒的なインプットとアウトプットの習慣が必要です。
SLAで示されているインプットとアウトプットのバランスが取れた勉強を継続して徹底的にすることが僕が話を聞いた学生の一つの共通点です。