なかなか更新できていなかったのですが、この1ヶ月は論文の提出に追われていました。
早めに論文の執筆に取り組み始めたつもりでしたがそれでも提出期限のギリギリまで終わりませんでした。現在は提出も終わり春休みに入ったのでプレッシャーから解放されのんびりと過ごしています。(また2ヶ月後に論文を2本提出しなくてはいきませんが)
それはさておき1月からロンドンにスタートアップ企業でバイトを始めました。
私はTier4 Visa(学生ビザ)でイギリスに入国しているので週に20時間しか働くことはできません。それでも課題をこなしながら働くのはなかなかしんどいです。
この記事では、私そのアルバイトを見つけた方法とこれまで働いてみて分かった新鮮なことについてまとめていきます。
目次
イギリスでアルバイトをする
イギリス留学中にバイトを始めた理由
私がアルバイトを始めた理由は単純にお金のためです。
私はUCLに9月に入学しましたが、入学当初は忙しくてアルバイトどころではありませんでした。それでも、生活費にかなり困っており少しでも働かなければ卒業まで生活できないという状態でした。笑
Tier4 Visa(イギリス学生ビザ)を申請する場合、銀行口座の残高証明は必要ありません。そのため、渡航前に必ずしも留学費用を全額払えるだけのお金を持っている必要はありません。イギリスの大学院に留学するとなると学費、生活費、渡航代を合わせて450万円ほどかかります。私はそれだけのお金を用意していない状態で日本を出発しました。
絶対にアルバイトをしなくてはいけないので勉強が落ち着いたタイミングでアルバイトを始めようと考えていました。
indeedに登録
一学期が終わり冬休みに入ったのでそのタイミングでアルバイトを始めようと思ったのですが、どうやって仕事を探すのか全くわかりませんでした。
私は、冬休みにスコットランドに旅行に行ったのですが、その旅行中にとりあえず日本でもおなじみのindeedに自分の情報を入力しました。旅行が終わったらまた考えればいいやとそのままスコットランドを満喫しました。
ロンドンのスタートアップ企業から連絡が来る
私がスコットランドからロンドンに帰ってきたタイミングで、ロンドンのスタートアップ企業からindeedを通して仕事のオファーが届いていました。正直何もしていないのに自然と働くチャンスが手に入ったのでなんともラッキーです。
仕事のタイトルを見ると、Junior Japanese speaking excutiveとあり、内容もその企業が新しく日本の企業とプロジェクトを始めるのでそのサポートをすると書いてありました。どんな仕事なのか全く見当がつかなかったのですが、とりあえず面接だけでも受けてみるかと軽い気持ちでその企業に連絡を返しました。
リラックスした雰囲気の面接
面接は2回あったのですが、どちらもリラックスした楽しいものになりました。1回目の面接では、これまでの自分の経験を聞かれたので大学時代に勉強したことやこれまでの仕事の経験について話しました。2回目の面接は、具体的にどのような仕事をするのかを説明されそこでやっとその会社がコンピューターソフトを作っている会社だということが分かりました。笑
2回目の面接の次の日には採用の連絡がきたのですが、このアルバイトを始めるためにしたことはindeedに自分の経歴を登録しただけです。笑
月にどれくらい稼いでいる
給料は、週に約£210です。基本的に週に20時間働くことになっているので時給に換算すると約£10です。これは飲食のアルバイトに比べたらかなりいいです。
さらに素晴らしいことにテスト前など忙しくてバイトを休んでも基本給として同じように£200もらうことができます。
イギリスでバイトをして新鮮だったこと
新しいことに挑戦する文化
私がアルバイトをしている企業はまだ創業してから4年目のスタートアップ企業です。
それもあってか毎日決まったことをこなすのではなくチームごとに新しいことにどんどん挑戦していくという雰囲気があります。
学生でも意見を求められる
私は学生ビザでイギリスに入国しているので週に20時間以上働くことはできません。それに、まだこの会社で働き始めてから3ヶ月ほどしか経っていません。
それでもただ雑用をこなしたり、研修を受けるだけではなく、プロジェクトや実験に関する意見を求められます。また社内でのプレゼンテーションの機会も与えられます。
最初のうちはまさかそこまで自分の意見を示す機会を与えられるとは思っておらず、プレッシャーに感じていましたが現在は自分の能力を求められているような感じがして心地がいいです笑
朝ごはんが食べ放題
私は毎朝4時間だけ働いているのですがなんと朝ごはんが無料で食べられます。
これは学生にとっては大助かりで、この企業でアルバイトを始めてよかったなと思える理由の一つです。
働きやすい雰囲気
面接の時から感じていたのですが社員が皆ものすごく優しいです。
実際に働き始めた頃に会社のCEOが話していたのですが、この会社ではプレッシャーを感じない環境や雰囲気づくりを徹底しているということです。CEOだけではなく上司は温厚で毎日私を気にかけてくれます。(私は入社したての頃は勝手にプレッシャーを感じていましたが笑)
もちろん私の上司がもともと優しい性格ということもありますが、CEOが言っているようにプレッシャーの少ない雰囲気づくりのために意識してそのように接してくれているようです。
結果として、社員は皆この職場が好きなように感じます。
また働きやすい雰囲気を作るための一つの工夫として自由な働き方を許していることがあると考えています。
自分のやるべきことをしている限り何時に出社してもいいですし人によっては家で仕事をする人もいます。私は、朝ごはんを食べるために決まった時間に出社していますが。
多様な文化を持った社員たち
私の働いている企業はイギリスだけではなくヨーロッパ、そしてアメリカをマーケットとしています。社員も様々の国の出身者で占められています。
ヨーロッパ出身者が多いですが、それ以外に私の上司はアルゼンチンの出身ですし、中東やアメリカの出身者もいます。
この多様なバックグラウンドを持った人たちが英語でコミュニケーションをとり共に仕事をしています。英語を話すことで様々な異なる文化の人と繋がれると考えると英語を勉強する意義は大きいです。
まとめ
勉強をしながらアルバイトをすることはしんどいですが、それでも大学院では出会えないような、実際にビジネスをしている人から学ぶことは多いいです。
現在のチームで取り組んでいることの影響からか、今はいかに自分が学んだことを実際に社会で使っていくかを考えるようになっています。