イギリス大学院留学|パーソナルステイトメントを書く際のポイント

先日、海外の大学院に入学する際に提出しなければならないパーソナルステイトメント(自己推薦文)の書き方についての質問をいただきました。

イギリスの大学院に入学するためには、大学の成績書(GPA)、英語能力の証明(IELTSやTOEFLのスコア)、学部生時代の教授からの推薦書、パーソナルステイトメントを提出する必要があります。

日本の大学のように入学試験がないので、イギリスの大学院に入学することは簡単そうに見えますが個人的にはなかなか準備が大変でした。

特にパーソナルステイトメントは何に気をつけて書けばいいのか分からなかったので、海外の大学院で勉強していた母校の教授に話を聞きに言ったり、オンラインで書き方を調べたりしていました。

最終的にスウェーデンのStockholm University とイギリスのUniversity Colledge London(UCL)の大学院に出願し、両校から入学許可をもらうことができたので、私の書いたパーソナルステイトメントはそこまで悪くはなかったのではないでしょうか。

また現在、UCLの修士課程で勉強している友人達にパーソナルステイトメントに何を書いたのかを教えてもらいました。

今回は、自らの経験と友人から教えてもらったことをもとにパーソナルステイトメントを書く際に気をつけるポイントについてまとめていきます。

(※あくまでも私と私の友人がUCLに入学するために書いたパーソナルステイトメントをもとにポイントをまとめているだけなので、この記事に書いてあることだけを意識してパーソナルステイトメントを書くのではなく、一つの参考として読んでいただければ嬉しいです。)

パーソナルステイトメントを書く時に気をつけるポイント

なぜその大学に進学する必要があるのか

まず、自分がどのような問題意識や目標を持ち、大学院で学ぶことがいかにその問題の解決や目標の達成に役に立つのかを書きます。

インドネシア人の友人は現在開発学を勉強していますが、彼はパーソナルステイトメントの中でインドネシアが現在抱えている問題について紹介し、それを解決するため開発学を学ぶ必要があると書いたそうです。

また、私の場合は、社会がどのように個人の心理や考え方に影響を及ぼすのかを勉強したかったので、内閣府が発表している若者の意識調査のデータを引用しながら、日本という社会の中にいる若者が比較的ネガティブな自己意識を持っていることを紹介し、それを少しでも改善したいということを書きました。

このように、自分がどのようなモチベーションを持って大学院で勉強するのかをしっかりと示す必要があります。

自分の経験がいかに学びたいことに関係しているのか

次に、自分がこれまでどのような経験をしてきたのかを書きます。海外の大学院に留学するためには、大学での勉強以外に仕事や課外活動の経験が重要だと言われています。

ここで気をつけなくてはならないポイントは、その経験がいかに自分が申し込むコースと関係しているかです。例えば、教育学を専攻したい場合は、塾でアルバイトをした経験やボランティアで子どもたちと接した経験が評価されます。また、実際に教職の経験がある場合はかなりのアドバンテージになるでしょう。(日本の教育はレベルが高いとされているので、現場で働いていたという経験は非常に重宝されるそうです)

このように教育を勉強したい場合は、教育に関係した経験を書くことがプラスになります。

もし、仕事や課外活動の経験がない場合は、自分が何を学んできたか、その学んだことがいかにそのコースで学びたいことにつながるかにより重点を置いた方がいいでしょう。

理系の場合なら、自分がこれまで研究してきたことと、大学院で研究したいことがどのようにつながるのか。大学院での研究に自分の知識や経験がどのように貢献するのかを書く必要があります。このあたりは日本の大学院に出願するときと同じではないでしょうか。




自分がいかにユニークか

これは私がパーソナルステイトメントを書く時にもっとも考えたポイントです。パーソナルステイトメントの中では、どれだけ自分がすごいのかをアピールしなくてはなりません。

そこで重要なことは、他の申込者ができなくて自分だけができること、もしくは自分だけがしてきた経験について書くことです。アメリカ人の友人は、セルビアで英語を教えていたことについて書いたそうですが、これは他の人がしていないユニークな経験のいい例です。また美術館について勉強している私のルームメートはドイツとイギリスで美術を学んだことを書いたそうです。これもかなりユニークな経験です。

この二つを見るとユニークな点をアピールすることは難しそうですが、自分が当然だと思っていることでも他の人の視点から見るとユニークな場合が多いです。

私は、このユニークなポイントをアピールするという点において日本人は有利だと思います。まず日本人の出願者自体そこまで多くないので、日本でのボランティア活動や仕事の経験はそれだけでユニークなものです。また、塾講師の経験がある場合、それは十分ユニークな経験になります。教員免許がないのに勉強を教えるということは、世界的には珍しいことのようです。私は大学生の頃塾で4年間働いていたのですが、その話をUCLの友人にするとすごい経験をしているねと感心されます。

もし、ボランティアや仕事の経験がない場合は、自分がどれだけ頭がいいのかを書けばいいと言われています。実際、中国人の友人に聞いたのですが、彼女は、ボランティアや仕事の経験がなかったもののGPAが3.8/4.0あったのでそれをアピールしたと話していました。

 

大学が求めていることを書く

最後に気をつけなくてはならないことは、その大学が求めていることを全て書くということです。自分が申し込む大学院のホームページを見ると、パーソナルステイトメントで何を書くべきかが大まかに書いてあることが多いです。

例えば、私のコースの場合、(1)自分の卒業後の目標、(2)これまでの自分の経験、(3)入学後どのクラスを受けたいか、という3つを書くようにとホームページに載っていました。

求められていることが漠然としていたので、何を書けばいいのか最初は全くわかりませんでしたが、この3つのことを文章のアウトラインにして書いていきました。(2)のこれまでの自分の経験では、自分がいかにユニークなのかを存分にアピールしたことを覚えています。

どれだけ素晴らしいパーソナルステイトメントをかけたとしても、大学側が求めていることを書いていなければ評価はされないでしょう。

まとめ

今回は、パーソナルステイトメントを書く際のポイントについて書いてみました。

この記事では、ポイントをまとめただけですが、私がパーソナルステイトメントを書いたときはそれらのポイントを踏まえながら、大学院留学のすべてに載っているパーソナルステイトメントの書き方を参考にしました。

細かい書き方や、文章の構成についてはこの一冊で学べると思います。

私自身パーソナルステイトメントを書くことに苦労したので、少しでもこの記事が役立てば幸いです。

2 thoughts on “イギリス大学院留学|パーソナルステイトメントを書く際のポイント

  1. ハル

    記事アップありがとうございます!まだPSに手を付けていないのですが(明日、明後日がアイエルツ 受験な為。また6月いっぱいまではアイエルツに集中しないとスコアメイクが厳しそうです汗)実際にPSや出願準備を進める段階になったらこちらの記事を何度も読み込んで自分のユニークな点をアピール出来るようにしたいと思います。

    とにかく周りにイギリス院進した方がおられない(+周りが就活をしている中でアイエルツのスコアメイクに猛進する日々は時々とても孤独、自分との戦いですよね!笑)なのでこのような記事に支えられて出願の日を迎えることになりそうです。また卒業後もイギリスに居られるということを前回コメント返信して下さってとても心強いです!こちらのブログにとてもお世話になっているので(今後益々、過去記事を遡ることになりそうです)ぜひイギリスでお会い出来るようにアイエルツと出願準備を頑張りたいです!!!お忙しいのに記事アップありがとうございました^^参考にさせて頂きます!

    返信
    1. Hans(ハンス) 投稿作成者

      ハル様いつもコメントありがとうございます。少しでもこの記事が参考になれば幸いです。パーソナルステイトメントについては、新しい情報が入り次第記事として更新させていただきますので、ぜひ読んでみてください。
      周りがしていることを気にせず自分の目標に向けて勉強できることはすでに誇るべきユニークな点ではないでしょうか。私の記事がこれからのUCL生に役立てばそれほど嬉しいことはありません。心から応援しています。

      返信

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